河出書房新社より4月24日発売の、越前敏弥 著『いっしょに翻訳してみない?』のカバーイラストと扉絵を担当させて頂きました。
デザインは高木善彦さん。
こちらの書籍は以前もカバーを担当させて頂いた『14歳からの映画ガイド』と同じく「14歳の世渡り術」というシリーズで、5人の中学生がO・ヘンリーの『二十年後』の翻訳に挑戦するというものです。
中学生で翻訳・・・!?と思いますが、著者である越前先生の丁寧な導きと中学生たちの洞察が会話形式で展開されていて、読みやすい上に大人にとっても有意義な内容となっています。
英語学習に苦戦している私としては、TOEICなどの速く読む、速く解く、という時間に追われる勉強には辟易していて、登場人物の気持ちをじっくりと読み解き さらに日本語で適切な言葉を紡ぐ、という翻訳の面白さには目から鱗が落ちるようでした。時間をかけて考えるとこんなに楽しいものなんだ、と。
翻訳で大切なのは、辞書を引いて沢山ある意味の中から適切なものを選び出すこと。そのためカバーイラストは大きな辞書の上で中学生が奮闘する姿にしています。
また、この書籍にはO・ヘンリーの『二十年後』の原文と、越前敏弥先生による訳文が掲載されており、その扉絵も描かせていただきました。
二人の男が互いの素性を探り合う場面を光と影で表現しています。
辞書(WEB上の辞書でも可能)さえあればすぐ始められるので、皆さんにお薦めしたい。良書です!


