イラストを担当させて頂いた「成すも成さぬもないのだが」第6回は「アニスパの話」。
アニスパとは文化放送で人気を博したラジオ番組で、
この書籍の著者の鷲崎さんがパーソナリティを務めていました。
今年3月で11年(!)の放送を終え、その番組について初めて語っておられます。
番組ファンの方、是非読んでいただきたい。からりとしていてじわりときます。
今回はとにかく、「カーニバル」や「フィナーレ」をキーワードに
ガチャガチャしてカラフルで賑やかで、刹那的で。
そんな番組の雰囲気をイメージしました。
つくづく、テレビ番組でなくて良かった。
テレビだとセットの色やタイトルビジュアルでイメージが固定してしまうので
視覚のヒントが殆どないラジオ番組を想像するのは楽しかったです。
今回初めてカラーインクを使用したり、いつも以上に自由にやらせていただきました。
各章の3枚の絵は繋げると1枚の絵になるというしかけです。
さて、この連載も一旦ここでひと区切り。
隔月6回の連載だった為、一年を通して携わらせていただきました。
この一年は本当にいろいろありました。
その時々で悩みつつも、ベストなものを作ってきたと思います。
つきなみですが、この連載を通して本当に貴重な経験を積ませて頂きました。
著者の鷲崎さん、編集の山本さん。読者の皆様。
この場を借りてお礼申し上げます。
本当に有り難うございました。